Thursday 24 May 2018

The Dark White Angel Chapter 3 The task

Chapter 3. The Task   任務

 ーー暗黒の白い天使ーー
 

Salleria Foret Apartments       Salleria Foret マンション
韓国 ---ソウル---                午前10時





 マンションの価格 はおおよそ5憶ドルの51階建て。
いわゆる高級マンションである。
 
 電話の音が部屋に鳴り響くが、誰も取る様子はなく、
「ピーっという音の後にメッセージを残してください」という自動音声が電話から聞こえる。

「ルームサービスです。」電話からは、落ち着いた男の声が聞こえる。

洗面所からキッチンへ、どたどたと移動する足音がする。

 189cmもある長身で色白、金色で艶のある髪、稀に見ない輝きをもつ明るい青緑色の目、長髪できれいな顔を覆った男が、手で髪をとかしながら壁に掛かったドアフォンに応える。

「おぅ、はいってくれ。」

 ギィっとドアの開く音といっしょに作業服を着た男が入ってくる。

「リビングだけきれいにしてもらえるか、他はいい。」まだ眠そうに、長髪の男は目をこすりながら言った。

「かしこまりました。」

一時間後、ルームサービスの男はその場を後にした。

 この男の名前はKim Hyun。年齢はおおよそ21歳。

 Hyunは彼の携帯を拾い上げると、画面には「7件の未読メッセージと1件のボイスメッセージがあります。」と表示されていた。

 ボイスメッセージをチェックしてみると、

「Daisyよ!昨晩のベストモデル賞受賞おめでとう!ごめんなさい、昨日は早く帰っちゃって。お昼ご飯一緒に食べに行かない?今日は私休みだから一緒に食べに行きたいなぁ。メッセージ待ってるね!」

Daisyと名乗る女性からのボイスメッセージには、これといって反応を示すことなくメッセージの方も確認し始める。と、そこで"R"から始まるメッセージの一つで手が止まった。

「午後7時の''Lake Side Road''の映画のチケットを2枚手に入れた。」とだけのメッセージだ。

 数時間後サングラスをかけたHyunはワインレッド色のトレンチコートを身にまとい、革の帽子に丈の長いスニーカーでマンションを後にした。

 午後6時30分、Ho-Sookパークに着いたHyunは辺りを見まわした。入口、彼の3時の方向にはベンチがある。
 ふと、ベンチには既に一冊の本と新聞が置いてあることに気付く。
新聞を手に取ると、そこには赤いペンで文字がマークされていた。
「H.I.R.O.K.I」

 本を手に取り、急いで駐車場の方へと向かう。
車の運転席に座ると同時に彼の携帯が鳴った。

「明日の目的地の手配はついた。今回は簡単にはいかないぞ。以上だ。」
何者かからのメッセージが画面に表示された。


ーー続くーー

 

 作者からのコメント
 ''The Dark White Angel''(暗黒の白い天使)は、みなさんにとってとても興味深いものにするため、私のすべてを捧げた特別な小説です。
次のチャプターはもっと興味深いものになると思います。
いつでもあなたからのコメントお待ちしております!

#Japanese web novel
#original



この小説はaleenamazhar786様の現在も連載中の作品です。
本人様の許可を得て、この度翻訳させていただきました。
私自身小説の翻訳は初めてですので、まだ至らない点もございますが、何卒宜しくお願い致します。
こちらの小説は http://www.glamourinfusion.com に掲載されたものです。
 Special Thanks to aleenamazhar786
The Dark White Angel
こちらのリンクから、作者様のオリジナルの文章を読むことが可能です。






任務[n] task, duty
韓国[n] South Korea
マンション[n] mansion, apartment, flat (In Japan, we call マンション these type of building)
価格[n] price
おおよそ[adv] about, approx
電話[n] phone
音[n] sound
部屋[n] room
鳴る[v] to beep, to ring, to sound
響く[v] to echo
様子[v] to seem (like)
ピー[v][n] to beep, sound of beeping
メッセージ[n] message
残す[v] to leave, to remain
自動[n] autmatic
音声[n] voice
ルームサービス[n] room service
落ち着く[v] to calm down
洗面所[n] washroom
キッチン[n]kitchen
どたどた[onomatopoeia] sound of walking heavily
足音[n] footsteps
長身[n] tall
色白[n] fair complexion
艶[n] gloss
髪[n] hair
稀な[adj] rare, unusual
輝き[n] glow, shine
明るい[adj] bright
青緑[n][adj] blue-green
長髪[n] long hair
覆う[v] to cover
壁[n] wall
ドアフォン[n] doorphone, doorbell
応える[v] to answer, to response
作業服[n] work clothes
携帯[n] cell phone, mobile phone
拾い上げる[v] to pick up
画面[n] screen
未読[n] unread
ボイスメッセージ[n] voice message
表示する[v] to display
昨晩[n] last night
賞[n] award
おめでとう[n] congratulation
お昼ご飯[n] lunch
映画[n] film, movie
革[n] leather
帽子[n] hat, cap
既に[adj] already
駐車場[n] car park, parking area
運転席[n] driverseat

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